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フォニックスってそもそも何？アルファベットと違うの？
フォニックスを知ってると何かメリットがあるの？」
どうやってフォニックスを学ぶべきかわからない！！
このような疑問にお答えします。
本記事の内容は以下の通りです。
- そもそもフォニックスとは？
- 幼児期にフォニックスを学ぶメリットとは？
- 手軽にフォニックスを習得する方法
一言で言うなら、フォニックスとはアルファベットがそれぞれ持つの音のこと。
フォニックスを知らないと、初見の単語をスラスラと読むのは難しいでしょう。
ですが、現行の日本の英語教育では残念ながらフォニックスは教えていません。
私は英会話講師として、英語を始めたての子ども達がフォニックスを習得して、難なく英単語を読むようになる姿を見てきました。
また中学校で英語の授業をしたときに
フォニックスを知らないがために、単語を読むことに苦戦している中学生の姿も見てきました。
知っているのと知らないのとでは、英語学習の効率が何十倍も違うのではないかと本気で思っています。
今回はフォニックスに全く触れたことのない人でも、フォニックスが完全理解できるよう、本質的なことから効率的な学び方まで、詳しく解説していきます。
そもそもフォニックスってなに?
日本語の50音は、見たまま読むことや書くことができます。
例えば「りんご」であれば、そのまま「り」「ん」「ご」と書けば問題ないですよね。
でも英語で”apple”と言う綴りがあったとして、
「エー・ピー・ピー・エル・イー」とは発音しません。
これは言わばアルファベットの名前であり、「音」ではないからです。
フォニックス読みをすると、それぞれのアルファベットは以下のように発音できます。
出典：WinBe公式HP
このほかにも、「子音＋子音」や「母音＋母音」などのいくつかのルールに則ると正しく発音ができるようになります。
《例》
apple→ a（ア）＋ pp（プ） ＋ le(ル)
※ダブル子音の場合、発音するのは一つだけ
《例》
desk→ d（ドゥ）＋ e（エ）＋ s（ス）＋ k（ク）
明確には”a” というアルファベット一つとってもはっきりとした「ア」もあれば「”エ”に限りなく寄せた”ア”」など、読み方は数種類あります。
そうした細かな発音記号については一旦置いておくとして、このようにアルファベットの持つ音を覚えると、なんだか発音に対する苦手意識が払拭できそうな気がしませんか？
実際に欧米の子供たちは、母国語である英語を習得する際にフォニックスを使って正しい読み方を学んでいます。
幼児がフォニックスを学ぶメリットは？
幼児がフォニックスを学ぶメリットは大きく以下の3点です。
・初見の単語や知らない単語を、読むことができるようになる。
・聞いた単語のスペルを正しく書けるようになる。
・発音に対する苦手意識がなくなる
順番に解説していきます。
初見・知らない単語を読むことができるようになる
先にも解説したように、フォニックスとはアルファベットの音。
26語のアルファベットの音を覚えてしまえば、単語のスペリングを見て大体は正確に発音できるようになります。
（フォニックスには2文字や3文字セットになっているものや、イレギュラーなルールを持つものもあります。）
フォニックスでは
A（ア）B（ブ）C（ク）D（ドゥ）E（エ）F（フ）G（グ）・・・・・
と発音していきます。
このルールさえ分かっていれば
“bag”と言う単語を見たときに、「ブァグ」と発音することができると言うことです。
リーディングをしていて知らない単語が出てきた・・と言うときも、発音の仕方を知っていると大きなアドバンテージになりますよ。
聞いた単語のスペルを正しく書けるようになる
反対に、リスニングした単語を正しいスペリングで書けるようになるのもフォニックスを学習するメリットの一つです。
フォニックスを学んでいると、音を聞いた時に大体のスペルが推測できるようになります。
これはフォニックス特有の、綴りと音のルールについてしっかり習得しているから。
・綴りを見て読める（リーディング）
・耳で聞いて書ける（リスニング、ライティング）
これだけでもフォニックスを学ぶ意義は十分にあると言えます。
発音に対する苦手意識がなくなる
フォニックスを正しく理解できている子供は、発音が綺麗になります。
私自身、英語の成績自体はずっと良かったものの発音にはコンプレックスがあり、人前でスピーチするとなると前日からお腹が痛くなるほどでした。でも大人になって真剣にフォニックスを学んだところ、発音が綺麗だと褒められるようになりました。
実際に英会話スクールで講師をしていた時の生徒さんたちも、スピーチコンテストで優勝するほどの発音の良さ！！
現在、本格的に英語を学科として扱うのは小学校5年生から。
ちょうど周りの目も気になるお年頃です。
カタカナ英語だと、人前で話すのも恥ずかしくなってしまいそうですよね。
フォニックスを学習しておくことは、子ども自身の自信にもつながります。
フォニックスはどうやって習得するの?
そんな方もご安心を。
今では、フォニックスを楽しく学べるコンテンツがYoutubeなどでも、たくさん更新されています。
まずは、無料のものでも十分。
今回はフォニックス習得におすすめの
- アプリ
- ワークブック
- 書籍
をご紹介していきます。
フォニックス習得におすすめのアプリ
ここでは、フォニックスをマスターするのに最適のアプリを3つご紹介します。
・フォニックスファンデーション
引用元：App Store
初めてフォニックスに触れるならこちらがおすすめ。
フォニックスや英単語をテンポ良くリズムに乗せて読み上げてくれます。
・Phonics Genius(¥120)
引用元：App Store
シンプルでわかりやすいこちらのアプリもおすすめ。
レコード機能も付いているため、自分の発音を客観的に確認することができます。
ABC Alphabet Phonics
フォニックスの習得度を図るならこちらもおすすめ。
読み上げたフォニックスにあうアルファベットをタップします。
フォニックスだけではなく、アルファベット読みバージョンも楽しめます。
フォニックス以外のおすすめ無料英語アプリについては、こちらをぜひ↓
フォニックス習得におすすめの教材＆書籍
こちらでは、フォニックス習得におすすめの教材と書籍をご紹介します。
Oxford Reading Tree Phonics
年長さんくらいからは、ペーパー教材もおすすめです。
こちらは、オックスフォード大学のプレスから出版されているシリーズです。
1冊につき、3~4種類のフォニックスを学んでいきます。
実際にフォニックスを使った単語とイラストがいくつか挙げられているので、絵を見ながら学べるようになっています。
CD付きのものもあるので、発音に自信がないという保護者の方にはおすすめです。
アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則
自分でもフォニックスを勉強したいという保護者の方には、こちらの本がおすすめです。
私もボロボロになるまで読み込んだ一冊。
発音についてはカナがふってあるので問題ないかと思いますが、不安な方は一読後にYoutubeなどで確認すると良いですね。
まとめ
いかがでしたか？
フォニックスを学ぶメリットと学習方法について解説してきました。
これからは英語は使えて当たり前の時代。
耳が良い幼少期に遊び感覚でフォニックスを学んでおけば、英語学習が楽しくなること間違いなし。
「英語が読めない」と言う壁を乗り越えたも同然です！
ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでフォニックスを学んでみてください！
