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このような疑問にお答えします!
本記事の内容は、以下のようになっています。
・サイトワードを覚えるメリット
・自宅でサイトワードを覚える方法
・我が家でのサイトワードの学習方法
この記事を執筆している私は、元大手の英語講師として子どもを中心に多くの生徒さんの英語学習をサポートしてきました。
元某大手英会話スクール講師
中学校・高校教諭第一種免許(英語)取得
海外インターン経験者/第二言語習得論などを主に専攻
サイトワードとは、英語学習に欠かせない頻出の言葉たちのこと。
sight(視覚)+ word(言葉)と言う名の通り、「見ただけで読めるようになっておきたい単語」を指します。
結論から言うと、暗記がメインになるサイトワードの学習は、就学前までに取り組み始めるのがおすすめです!
本記事では、おうちで楽しく取り組めるサイトワードの学習法について詳しく解説していきます。
我が家の娘が2ヶ月で150個のサイトワードをほぼマスターした学習法についてもご紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めて見てください!
そもそもサイトワード(サイトワーズ)とは?
前述の通り、サイトワードとは英語学習をする上で絶対に避けて通れないもの。
しかもフォニックスの発音ルールに当てはまらないものが多いため、見て覚えるしかない厄介なヤツです。
ちなみにフォニックスとはこのような規則性をもつ“英語の読み方”のことです。
▼フォニックスの学習法はこちら
サイトワードは、よく「漢字」に例えられます。
1年生で習う漢字、2年生で習う漢字があるように、この年代でこのワードを覚えよう!という指標に基づいたリストがあります。
そして漢字練習帳でなんども漢字を練習したように、サイトワードも地道にコツコツ覚えていくもの。
例えばどんな言葉がサイトワードとされているのかと言うと、
am, are, is, can, me・・など!
フォニックスを覚えると、約7割の英単語が読めるようになると言われています。
その上で、サイトワードを読むことができれば、英語の絵本を読むことに対する難易度もぐんと下がります。
ここまできたら子どもの英語学習は、かなりのイージーモードに突入すると言っても良いでしょう!
サイトワードのリストは主に2種類
英語圏で使用されているサイトワードの主なリストは
- Dolch words
- Fry words
の2種類です。
違いは以下の通りです。
巷に溢れる多くの教材は、ほとんどがこれらのリストに沿って作られています。
Fry wordsの1000語を習得すると、一般的な本などの9割方は難なく読めるようになると言われています。
ちなみに終盤のリストには“molecules(分子)”“oxygen(酸素)”など、難易度の高い単語も含まれています。
基本的には、日本語で知らない言葉を英語で理解することはできません。
リーディングをするようになると、本から単語を学ぶ機会も増えます。
英語圏の子どもたちが、このくらいの年齢でこのくらいの単語を学習しているという一つの目安としてうまくリストを活用していきましょう。
サイトワードいつからはじめる?
学習のスタートは就学前からがオススメ!
一般的にはフォニックスのアルファベット読みができるようになってからが推奨されていることが多いようです。
サイトワードの学習は主に暗記。
かつての同僚でアメリカで子育てをしていた2児のママさんも、
「サイトワードはとにかく何度も繰り返し練習したわ!」
と言っていました。
暗記ものと言うと、「まだうちの子には早いんじゃ・・」と思う方も少なくないかもしれません。
でも、こういうものは就学前の方がゲーム感覚で楽しく覚えられるもの。
就学後は宿題や他の習いごとで案外後回しになりがちです。
サイトワードの学習方法
大切なのは、意味よりも読めるようになることに重点を置くこと。
なるべくお勉強色が出ないように、楽しく学べるものばかり厳選しました!
ドリル
スカラスティック社から出ているものが、フルカラーで楽しく取り組めるのでオススメ!
一冊につき、100語ずつ取り上げられています。
ミシン目で切り離して使えるのが、何気に嬉しいポイントです(笑)
ただし単語を書く練習も必要になるため、アルファベットをある程度書けるようになってからをオススメします!
Youtube
【Preschool Prep Company】
1つのサイトワードにつき、1分から1分半前後で紹介してくれる動画。
ただひたすらに流れるアニメーションとともにその単語を繰り返し発音するので、いやでも覚えてしまうことでしょう(笑)
ただしこれを流し見するだけでは、定着しない恐れがあります。
なにかを暗記するには、受け身になるだけでは中々身になりません。
自分で読む・書くなどの能動的な作業もセットで行うようにしましょう!
リーダーズ
リーダーズもスカラスティック社から出ているものが有名。
こちらは、1冊につき約2語ずつのサイトワードが取り上げられています。
1冊あたり8ページの短いペーパーブックなので、「自分で読めた!」という自信もついていくでしょう。
【マスターできるサイトワード一覧】
I | see | ride | on | play | with | my | can | little | big |
look | for | me | too | run | said | a | funny | up | down |
that | pretty | like | to | they | go | help | at | find | the |
here | are | did | it | want | new | one | two | you | and |
what | in | this | is | have | three | we | get | will | fly |
また同じスカラティック社から出版されているノンフィクション版も、とても評判が良いです!
こちらは“ノンフィクション”がつくだけあって、写真などの実写ベースで作られています。
ノンフィクション版は、1冊につき1語のサイトワードのみ取り上げられているので、1つのセットを通して学べる単語は25語です。
レベルがA〜Dまでの4段階で構成されています。
その他
その他にも、アイテムを使って親子で楽しく習得することもできます。
フラッシュカード
小さい子であれば瞬時にサイトワードをインプットできる、フラッシュカードもおすすめ。
大量の情報を手取り早く理解していくことができると言われています。
お子さんがご飯を食べている間にも、手早く導入できるので忙しい家庭にもおすすめです。
ポップゲーム
我が家でも大人気なのが、こちらのポップゲーム。
英語学習おもちゃで有名なラーニングリソーシズ社のもの。
サイトワーズ100語が収録されています。
ルールは幼児にもわかるくらい、とてもシンプル。
カードを順番に引いていき、答えられたら自分の手持ちカードにできます。
しかし“POP”と書かれたカードを引いてしまうと、手持ちのカードをすべて戻さなければなりません。
ちなみにサイトワードシリーズ(Level1,2)のほかにも、アルファベットや語頭と語尾でおもいつく単語を言っていくゲームなど、いろんなバリエーションがあります!
我が家での取り組み
我が家では、サイトワードを学習する際にポップゲームが大活躍でした!
10個ずつ取り出し、読み方を何回か一緒に練習。
その後は普通にゲームを楽しみ、数日経ったら新しいサイトワードを10個追加。
いますぐに英検を取らなければいけないだとか、スーパーキッズを目指すのであれば亀のような歩みかもしれません(笑)
だけど着実に定着させていきたいのであれば、少しずつだけど着実に増やしていくのがおすすめ。
そしてポイントは、言えるようになった単語をひとつずつ紙に書き出して壁に貼っていったこと。
目に入る位置に学んだサイトワードを貼り出しておけば、自然と反復して長期記憶に結びつきます。
どんな教材を使ってもどんなやり方をしても、基本はOK。
サイトワードは暗記ものだからこそ、読めるようになった言葉を紙に書き出して貼り出すという一手間は、できるだけかけてあげたいところです!
まとめ
サイトワードは目で見ただけで読めるようになりたい単語のことであり、フォニックスのルールは基本的には当てはまらない。
サイトワードにはDolch wordsとFry wordsがある。
- Dolch word・・220語+95語の名詞からなる。幼稚園児年中〜小学校3年生くらいまでを目安に順番に習得
- Fry word・・1000語のリストからなる(100語ずつ10のグレードに分別)小学校卒業くらいまでの習得を一つの目安とする。
サイトワードの習得方法は
ドリル・リーダーズ・Youtube・フラッシュカード・ポップゲームなどがある。
どのような教材を使っても良いが、覚えたサイトワードを目につくところに貼っておくと定着する◎
今回はサイトワードの学習法についてくわしくご紹介してきました!
サイトワードは暗記になってしまいますが、まずは読めるようになることが大切。
習得すると、英語を読む力がぐんとアップするので楽しく取り組んでいきたいですね♩